クローン病を発症してから〜
クローン病も薬のおかげでだいぶよくなってきたのでずっと行きたかったバックパッカーをしました。
初めての海外旅行でしたが一人で行きました。
GWの10日程度の休みを利用したのでにタイ、カンボジア、ベトナム、シンガポールと4
ヶ国しか回れませんでしたが日本で普通に生活していたら会うこともないような人や体験をしました。
それから一年に一回は長期休暇を利用して海外に行っています。
元カノとの出会い
2016年の年末に友人と行った沖縄で人生を変えてくれた元カノと出会います。
6歳年上の元カノは留学経験があり色んな国に行っており僕も海外に興味があったし海外旅行が好きだったので意気投合し付き合うことになりました。
年上の彼女はまだまだ子供だった僕を導いてくれました。
結婚がしたかった彼女と釣り合おうと必死で働きました。
その頃から高校時代から転売で稼ぎ、自分の力でお金を稼ぐということが出来たということもあり将来起業がしたいと本気で考えるようになりました。
色んな本を読んだりセミナーに行ったりしました。
中にはAmwayやArixなどのいわゆるネズミ講もありましたがその中で自分の吸収できることはできたので行って良かったと思っています。
ちなみに僕には合わなかったので全てきちんと断っています。
きちんと自分のことを考えるとクローン病なので将来悪化すると会社に勤めることは出来ないかもしれないとわかりました。
彼女は30歳までに結婚し子供が欲しかったのもあり僕は結婚するか、夢だった世界一周や起業、成功し活躍をする自分の道を歩むかの決断を迫られる時が来ました。
彼女に出会ったことで何も考えず今楽しければ良いという惰性で生きていた日々から抜け出すことができ、僕の中の歯車が動き出したことはきちんとわかっていました。
彼女は僕のターニングポイントを作ってくれた人でした。
その彼女を幸せにしてあげたい! 彼女の夢を叶えてあげたい!と思う気持ちが強かった僕は自分の道はまず諦めて結婚し仕事を頑張り副業程度で頑張ってそっちが軌道に乗れば脱サラしようと決めました。
僕はポジティブなので絶対それができる! 成功し脱サラしクローン病に悩まずに生きていける!と思っていました。
それからバイクの転売は時代に合わないし肉体労働なのでクローン病の僕には出来ないとわかっていたのでその頃加熱していた仮想通貨投資に参入し仕事中も投資のことばかり考えこれで脱サラしてやる!と2018年に立てた目標は総資産一億円でした。
現在2018年12月29日ですがその100分の1にも到達できませんでしたが。。。。。
時は進み結婚するとは言ったものの実感が沸かなかった僕は同棲することを提案し8月の暑い頃互いの職場から中間地点で互いの意見に沿った物件が見つかったのでそこを借りました。
新しい生活にわくわくしていた矢先彼女から やっぱりクローン病だと先が不安なので別れたいと切り出されました。
僕は何も言い返すことが出来ず、頭が真っ白になりました。
幸せにしてあげたくて夢を諦めたのにも関わらずすごく裏切られた気分になりました。
彼女に新しいしっかりした彼氏が出来たとは思えなかったし僕は人間として彼女にとても感謝していたので二人で泣きながら別れることにしました。
好き だけじゃだめ というありふれた言葉が妙にグサッと刺さりました。
それから僕は夢だった世界一周をすることを決めました。
今まで色んな本を読んだりセミナーに行ったりしていたけど何もこれといって行動に移していなかったしとりあえずなにかしてみよう!と思ったのもありますが一番は 逃げ だったと思います。
そして日本語でも英語でもクローン病患者で世界一周をしている人がいなかったので 藤原和博さん の言う 100万人に一人の存在 のための3本の柱の一つになると考えたのもあります。
ですが完治しないクローン病の僕は8週間に一回点滴で症状を抑えている状態でかなりリスクがありました。
8週間毎に日本に帰って来る訳にもいかずましてや保険の効かない海外でその点滴を打つことは非現実的でした。
ましてや発展途上国では発症例が無いし医療環境的にも薬の調達は困難です。
ちなみに僕のクローン病にかかる医療費は約300万円かかりますが指定難病の認定を受けていたので一月の負担が5000円でした。
そこで打開策を探すべく調べていると極稀にクローン病を完治している人がいました。
添加物を摂らずケニアなどの発展途上国で現地人と同じ生活を送っている方やまだまだ日本には浸透していない医療大麻という選択肢をとった方、日本で治療に専念し完治させた達です。
情報もかなり少なくコンタクトも取れなかったため僕なりに考え実践し検証するしかないと思いました。
まず医療大麻の可能性。
日本では禁忌とされていますが2019年を迎えようとしている昨今かなりの数の国で認証されてきました。
お隣の国韓国やタイでも認証されています。
医療大麻で完治することはないようですが副作用がないため副作用の強い薬に頼らず体を蝕むことなく生きることができる様です。
また食事制限も受けずに済む とのことです。
大麻所持罪で逮捕されたクローン病患者である成田賢一さんが有名です。
成田さんは医療大麻合法国であるアメリカで治療を受けていましたが日本に一時帰国されていた時に日本で所持していたために逮捕されています。
ですがその後様々な方法で日本で医療大麻解禁活動をされています。
次は発展途上国で暮らすという方法です。
クローン病は先天的な病気では無く生きていく過程で発症する病気で発展途上国での発症例はありません。
また近年発見され増加している病気です。
原因がわかっていませんが添加物や大気汚染などの環境のせい とも言われています。
僕は医療に携わる人間でもなんでもないですがこれが原因だと考えています。
このことから世界一周をしながら両方を実践し日本とどまりで医療に頼るより自然と共に生きていける自分の体にあった土地を探そうと思いました。
医療大麻のことは日本には情報が少なくあまりわかりませんが元々自然に身を置くことが好きな僕には合っていると感じました。
今の時代ネットにさえ繋がっていれば働ける時代です。
現地の方と一緒に農業や漁師生活も大歓迎です。
そしてそこでの様子を日本の世界のクローン病患者のみなさんに情報発信をし新しい可能性を提示したいと思っています。